みょうがのウイルスフリー苗の育成

生産環境研究所


1 背景、目的

みょうがは、薬味や漬物として利用されており、中山間地を中心に栽培されています。産地では長年の株分けによる栄養繁殖の結果、キュウリモザイクウイルスが発生し、収量や品質の低下がみられます。そこで、キュウリモザイクウイルスフリー苗の育成のため生長点を培養する方法に取り組みました。


2 成果の概要、特徴

1)みょうがの生長点の培養には、ナフタレン酢酸0.1mgμ、ショ糖30gμ、ゲランガム2g/Lを添加したK培地が適しています。この培地を用いて0.3〜0.5oの大きさの生長点を培養すると、3ヵ月程で草丈5cm以上で発根がよい植物が得られます。

2)生長点を培養して育成した植物は、エライザ法による検定を行ったところ、キュウリモザイクウイルスに汚染されていないことが確認されました。


3 主要なデータなど

 第1表 基本培地がみょうがの茎頂の生育に及ぼす影響 (品種:陣田早生、平成3年)

 注)培養84日後の個体数。


 第2表 キュウリモザイクウイルスの検定結果


      
      写真1 培養中のみょうがのウイルスフリー苗