新しいにんじんジュースの開発

生産環境研究所


1 背景、目的

 にんじんジュースは、β−カロチンが多く、健康に良いことから消費が急増しています。しかし、現在、市販されているにんじんシュースは、レモン果汁や有機酸製剤等を添加して酸味を与え飲みやすくしています。そこで、酸味を添加せずに酵素を利用することにより、にんじんの糖分を健康に良い成分や酸味を有する成分に変えて、添加物を含まない、新しいにんじん100%ジュースを開発しました。〔特許出願中〕


2 成果の概要、特徴

1)従来の原料である6倍に濃縮した糖分38%のにんじんジュースに、酵素を反応させると、7時間後には約2.6%の爽快な酸味を持つグルコン酸と約5.4%のオリゴ糖が生成されます。

2)生成されたグルコン酸やオリゴ糖には、健康に役立つヒト腸内のビフィズス菌を増殖させる効果があります。

3)このように酵素で処理したものを2〜3倍に希釈すると、鮮やかな赤橙色で、爽快な酸味と甘味が調和した、これまでにない新しいタイプのにんじんジュースができます。


3 主要なデータなど

  第1表 6倍濃縮にんじんジュースの糖と有機酸組成の変化



    
      写真1 開発した新しいにんじんジュース