手軽にできる玉露生葉の品質判定法

八女分場

1 背景、目的

 玉露は、ほとんどが手摘みで、まとまった摘採量がないため、製茶機械の製茶適正量に達しない場合があります。このことが、製茶段階での品質の低下や生産費高騰の原因になっています。この対策として、生葉のランク付けによる合葉が必要です。そこで、簡易に測定できる玉露生葉の物性値から製茶品質を推定して、客観的に生葉のランク付けができるような判定法を確立しました。


2 成果の概要、特徴

1)玉露の製茶品質は、生葉の全窒素含量と深い関係にあることを明らかにしました。

2)玉露生葉の全窒素含量は、出開度や百芽重及び生葉含水率など測定が容易な物性値から推定することができます。

3)全窒素含量の推定に用いる物性値の中でも、従来は測定に数時間を要していた水分含量を、家庭用電子レンジを用いて迅速かつ簡易に測定することが可能になりました。

4)推定した全窒素含量から、玉露生葉の品質を3〜5段階に分けることができますが、本判定法は煎茶の判定こは応用できません。


3 主要なデータなど